4月28日に港南公会堂で行われた「第17回医福ネット」に参加してきました。
「言語聴覚士の嚥下臨床」
~横浜嚥下障害症例検討会・金井枝美先生~
・日本の要介護高齢者の死因第1位は肺炎。
・肺炎死亡のうち30%は誤嚥性肺炎と診断されている。
・嚥下障害には多職種連携が必要(「一対一」から「多対一」という視点へ)。
摂食・嚥下のメカニズムから、嚥下障害の原因・分類・リハビリについて等、他職種にも分かりやすく説明して下さいました。
「筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis=ALS)」
~たぐち脳神経クリニック・田口博基先生~
・一般に40~60代を中心に10万人に1~2人の割合で発症する、神経性の難病。90%以上が孤発性(遺伝ではないこと)。
・発病3~5年で症状が全身に及び、全介護の状態になる。
・症状の程度・進行のスピードは人によって様々。
・呼吸機能に障害が出てきたら、呼吸補助装置や人工呼吸器の装着等が必要。
・呼吸筋の麻痺をカバーし、療養生活のための適切なサポートがあれば、寿命一杯生きることも可能。
田口先生に、ALSの概要や病態等をご説明いただきました。
その後のグループワークでは、自分の視野の狭さを思い知るとともに、他職種の方の思いに触れることができ、有意義な時間となりました。